ヘリコプリオンの特徴はtooth whorl(渦巻き歯)で丸ノコを連想させる形をしている。約120年もの間このtooth whorlが、どうように、またどこに位置したか、専門家らは解明しようとしてきた。
初めのうちは口の中だけでなく、背びれや尾びれなど体の様々な部位が考えられた。
しかし多くの専門家は、歯が口の中か、その近くにあったと考えた。長くて巻き付けるのに適した鞭のようで、魚の大群の中でも振るうことができたと考えた。まるでノコギリエイの捕食行動のように、tooth whorlによってダメージを与え、動けなくなったところで捕食するというように。その後、きつく巻かれた歯は長い顎の先にあったと考えられた。
現在ではCTスキャンによって、きつく巻かれたtooth whorlは短い下顎に位置し、餌となる生物を捕食する際に、丸ノコのように使われたことが分かっている。