二ホンカワウソJapanese river otter

2012年絶滅

LOST ZOOの二ホンカワウソ

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    二ホンカワウソ

    こげ茶色の毛皮は分厚くふさふさで、短い足には水かきがあった。

    二ホンカワウソ

    また毛には5月から8月に抜け落ちる下毛と、8月から11月に生える上毛の2種類があった。

    二ホンカワウソ

    夜行性のため、暗くなってから巣を出て水中と地上で食べ物を探す。

    二ホンカワウソ

    しかし、難しい生息場所や仲間との競争のため、食べ物を探すのに6時間かかることもあった。

    ニホンカワウソ
    • ニホンカワウソはかつて日本中で見られたが、乱獲により1930年代には希少な存在となった。1950年代には本州、九州と北海道から姿を消し、四国だけに見られた。ニホンカワウソがユーラシアカワウソの亜種であるか、それとも別種であるかがこれまで議論されてきた。しかし、近年の研究によってニホンカワウソは独立した固有種と証明された。
    • 体長: 65~80 cm
    • 尻尾の長さ: 45~50 cmで体長の60~70%ある。
    • 食べ物:魚、カニ、エビのほかに、カブトムシやその他の大型の虫、スイカやサツマイモなど、体重の15~25%の量を食べる。
    • 繁殖:1年で成熟し、2、3歳で子どもを産む。生まれた赤ちゃんは始めの1か月は目が見えない。生後4ヶ月で子どもたちは固形食と狩りを始める。
    • 絶滅:乱獲が主な原因で絶滅した。1964年に数回目撃された後、1972年の目撃例が最後となった。2012年8月、日本の環境省は正式にニホンカワウソを絶滅種に指定した。
    二ホンカワウソ